新しいノートとか消しゴムを使い始めるときって、妙に慎重になりますよね(あるある~)。
すごく丁寧に書いてみたり、カドから丁寧に消してみたり。
新潟市の家庭教師です。
新学期が始まり、「今年はちょっと勉強がんばりたいなー」と考えている中学生・高校生は多いでしょう。
テスト勉強や受験勉強で気をつけたいのは、テスト前に勉強したのに、テスト本番で点数が取れないという事態ですよね?
せっかくがんばったのに成績が下がっては、やる気もダウンで最悪です・・・。
このような事態が起きてしまう大きな原因は、アウトプット不足かも。
アウトプットとは、一度暗記したり解き方を覚えた(インプットした)問題をもう一度頭から外に出してみる確認作業のことですよ。
「勉強してるつもりなのに成績が下がっちゃう・・・」という中高生の多くは、
アウトプットにかける時間
< インプットにかける時間
であることが多いです。
みなさんのテスト勉強ではどうですか?
関連記事
アウトプット?インプット?
→ 勉強の効率はアウトプットで変わる!
みなさん頭の中では、復習やアウトプットが大事だと分かっているんですよねー。
では、「分かっているのにできない・やらない理由は何?」と聞いてみると、
「テスト前はやることが多すぎて、全部覚えているのかどうか確認するのはすごく時間がかかりそう」という意見が多いです。
確かにもっともですが、効率よくテスト勉強している人は、間違えたところや不安なところだけを抜き出しておき、そこだけを集中的に復習して定着させているのです!
つまり、テスト範囲すべてをアウトプットするのではなく、自分にとって大事なところだけ繰り返しやってるんですね。
あとで復習するために、間違えた問題や自分のミスをノートにまとめたものを間違いノートと呼んだりします。
「復習ノート」「苦手ノート」「まとめノート」「整理ノート」など呼び方は色々。
この間違いノートを作ることで、アウトプット作業が効率良くなります。
家庭教師指導でも実践していますよ。
今回は中学生や高校生のための間違いノートのまとめ方や使い方についての記事です!
ぜひテスト勉強や受験勉強の参考に。
間違いノートって何?
何のために作るの?
作ったことあるけど、結局使わなかった(使えなかった)
という中高生も多いでしょう。
間違いノートとは、テスト勉強や受験勉強のときに、不得意なところや一度間違えたところの問題と解答・解法・解説、要点をまとめておくノートです。
自分専用の参考書と言えます。
人間はどうしても同じタイプのミスをしたり、間違いやすい・覚えにくい問題があったりします。
間違いやすい問題や、ミスしやすいポイントをあらかじめノートにまとめておくことで、こまめに復習できますし、テスト直前の見直しにも最適です。
間違いノートを作ることによって、アウトプットの時間短縮につながりますね!
大変役に立つ間違いノートですが、上手くまとめるにはコツがいります。
きれいに作ろうとして、ていねいに時間をかけて作ったものの・・・、
結局あまり使えず、時間の無駄になってしまったという生徒さんも多いようです。
まとめノートを作ろうとして、結局教科書や参考書を全部写しただけになっちゃったという経験はありませんか?
コツはシンプルに作ることです。
簡単なルールに沿って、短時間で作りましょう。
ポイントを挙げてみると、
・追加で書き込むことも考えて、余白を多くとる
ページ全体のうち半分を使い、残り半分は空けておく
・色は使いすぎない
黒以外は2色まで
・関連する教科書・問題集のページを書いておく
・できるだけ図や表などビジュアル化する
・すべてを書こうとしない
まとめよう、まとめようとしすぎて教科書全文を書くのは時間のムダ
それは教科書や参考書でいいです
・小さいミス(計算ミスやスペルミス、漢字ミス)も出来るだけ残す
関塾さんの記事も参考になります
→ 重要事項まとめノートの作り方|関塾タイムス
自分専用の参考書ですので、色々と試してみて改良していくのが良いでしょう。
これがうまく出来るようになれば、受験勉強・資格の勉強など何でも対応できます!
一生もののノート術です。
ページをどのように使うかは、自分流のアレンジで良いです。
家庭教師をしている私は、「コーネルメソッドノート」式をおすすめします。
コーネルメソッドノートとは、アメリカのコーネル大学で開発されたノートのレイアウトです。
ノート部分・キーワード部分・要点部分の3つに分けることで、後から見直しやすいと言われています。
関連記事
→ コーネルメソッドによるノートを活用した学習法|nanapi
できあがった間違いノートは1日後、3日後、1週間後、テスト前日、テスト直前に見直ししましょう。
少しずつ間隔をあけながら復習するのが、記憶を定着させるコツですよ!
また、復習していて気づいたことがあれば、どんどん書き込みをしていきましょう。
そのためには、余白を多く取っていくことが大切。
テスト直前にはとても優れた参考書になっているはずですよ!
以上、アウトプット作業の効率化のための間違いノート作りに関する記事でした。
みなさんのがんばりがテストの成績に反映されることを願います!