突然ですが、下にノートの使い方について5つの文章があります。
ノートの使い方として、正しい・当てはまると思うものには〇、誤っている・当てはまらないと思うものには?をつけてみましょう。
1「勉強の内容は先生が教えてくれるから、授業中は板書を写すことに集中する」
2「大事なところを赤、疑問点を青、ポイントを緑など項目別にカラフルに色分けする」
3「間違えた問題は印をつけておき、できるだけコンパクトに大事な内容をまとめる」
4「教科書や問題集の大事なところは、多少時間がかかっても書き写す」
5「同じ教科のノートは、予習・復習・授業用など分けずに1冊にまとめる」
〇はいくつありましたか?
いきなりの質問で失礼しました。
私は新潟市で家庭教師をしております。
家庭教師をしているとよく分かるのですが、成績の上がる勉強法は十人十色です。
この方法が絶対!なんてのはありません。
もちろんノートのとり方やまとめ方も同様です。
これをふまえた上でのお話しですが、上の1から5はどれもオススメできるノートの使い方とは言えません。
つまり、〇が多かった人ほど、自分に合ったノートの使い方が出来ていない可能性が高くなります。
「〇だけど、勉強うまくいってるよ!」という方は、そのまま続けていただければ全然OKです。
上の通り、勉強方法は十人十色ですので。
しかし、「時間と手間の割にテスト勉強に活かせてないなー」という生徒さんはこの記事をぜひ参考にしてみて下さいね!
ベテランの家庭教師であれば、生徒さんのノートのとり方や使い方を見るだけで、ある程度の学力や問題点が分かります。
それでは、上の1~5の文章について、どこがオススメできないのかを一つずつ解説してみたいと思います。
1「勉強の内容は先生が教えてくれるから、授業中は板書を写すことに集中する」
もちろん学校の授業中にはノートを取ります。
しかし、板書を写すことに集中しすぎて、大事な授業内容が頭に入っていない生徒さんがたくさんいます。
まず、学校の先生が授業中に板書するのは何のためでしょうか?
新しく学習することを口頭(お話し)だけでみなさんに伝えるのは難しいですよね。
黒板やWBに要点や図・ポイントなどを書いて、それを利用しながら説明する方がみなさんに伝わりやすいのは明らかです。
また、大事なところを説明し終わった後で、それらをまとめる目的で板書をすることもありますよね。
つまり、授業の中で、先生が話していることが最重要であって、板書はあくまでも話していることを補助する役割なのです。
ですから、板書を写すことよりも先生の話に集中し、話していることをノートにメモするべきなのです。
くわしくはこちらでまとめています
→ 【中学/勉強】ノートのとり方・まとめ方
ノートを取るのがゆっくりな生徒さんほど、先生の話を聞き逃しています。
まずは、話をしっかり聞くこと、その中で大事なことをノートにメモする様にしましょう。
板書はその次の優先順位ですよ。
2~5の問題点については、次回へ続きます!
続きはこちら
→ 成績の上がるノートは何色使う?取り方の見本は?②