新潟県の家庭教師ホームティーチャーズです。
お子さまの将来のために中学受験を考えていらっしゃるご家庭は、新潟県内でも年々増えています。
一昔前は中学受験といえば、新潟第一中学や明訓中学などの私立中学、または附属中でしたよね。
しかし、この10年で新潟県内にも公立の中高一貫校である中等教育学校が増えましたので、進学をお考えのご家庭が倍増しました。
家庭教師へのご相談も増えております。
今回のテーマは、新潟市の家庭教師の目から見た中高一貫校のメリット・デメリットについて。
中学受験や中等入学をご検討中の皆さまは、ぜひ参考にしてみて下さい♪
新潟県にある公立の中高一貫校は、以下の8校です。
村上中等教育学校
阿賀黎明中学校(併設型)
燕中等教育学校
柏崎翔洋中等教育学校
津南中等教育学校
直江津中等教育学校
佐渡中等教育学校
高志中等教育学校
公立中学ですから、前期課程(中学にあたる3年間)では学費がかかりませんし、後期課程(高校にあたる)も公立高校の授業料無償化※が適用されます。
つまり、6年間学費は無料なんですね。
※H26年度より、無償化から高等学校就学支援金へと制度が変わりました
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中等教育学校の倍率は?
また、過度の受験競争を避けるため、公立の中等教育学校では学力試験はありません。
作文やグループ活動、面接で入学者を選抜します。
(高志中等では適性検査というテストが行われます)
入試テストが無いのであれば、中等入学に向けた受験勉強や準備は必要ないでしょうか??
ちなみに、私立の中高一貫校は、
新潟第一中学校
新潟明訓中学校
新潟清心女子中学校
新潟市内にある3つの私立中学校です。
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中等教育学校の選抜では、作文,グループ活動(または適性検査),面接が行われます。
くり返しになりますが、学力テストはありません。
そもそも中等教育学校は、6年間の一貫した指導で個性や創造性を伸ばすことが目的ですので、「大学入試に主眼を置いていない」というのが建前です。
しかし、多くのご家庭が望むのは、上位大学進学に向けたハイレベルな授業内容やカリキュラムです。
実際に中等の授業やカリキュラムは、一般の公立中よりもハイレベル,ハイスピードですし、毎日の課題・宿題もかなり多いです。
その結果として、多くの中等教育学校では、国立大学や上位私立大学の合格者を出し続けています。
つまり、学力試験がなく、大学入試優先ではないという建前ですが、実際は私立の一貫校と同じようなハイレベルな学習が進みます。
経済的な負担が少なく上位大学・国立大学を目指すことができる環境は、中等教育学校の大きなメリットです。
一方で、入学したは良いものの、ハイレベルハイスピードな授業についていけなかったり、大量の課題をこなしきれずに成績が下がってしまい、元々は好きだった勉強が嫌いになってしまう生徒さんも少なくありません。
中等の生徒さんの成績が、学年内で二極化するのはこのためです。
これは中高一貫のデメリットでもあります。
6年間同じ環境ですから、高校から学力の近いクラスメイトと再スタートという訳にはいきませんね。
さて、これらをふまえて、もう一度考えてみましょう。
中等入学のために受験勉強や準備は必要ないのでしょうか?
いいえ、受験生は入学のためではなく、入学後を考えた準備・対策が必要です。
学力試験が無いから、倍率が低いからといって、何も対策をせずに中等受験をするのは無謀。
私立中や附属中の受験生と同じように、小学校のレベル以上の準備をしておかなければ、入学後についていけなくなってしまう可能性が高くなります。
中等を受験されるお子さまには、単純な知識の暗記だけではなく、
・論理力
・類推力
・読解力
・表現力
・問題解決能力
といった力をつける学習をおすすめします!
いずれも、これからの大学入試で問われる能力です。
家庭教師のホームティーチャーズでは、入試や選抜の対策だけでなく、入学後も考えた基礎学力や学習習慣を固めることが可能です!
中等・私立中学・附属中学受験をご検討中のみなさまは、何でもご相談下さい♪
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