平成27年度以降の新潟県の公立高校入試の制度変更ですが、具体的なポイントは、
推薦選抜が廃止され、特色化選抜へ
一般選抜での学校独自検査導入
この2点です。
この記事では、上の2つの変更点について家庭教師目線で分析します♪
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特色化選抜は、スポーツ活動での推薦入試を引き継ぐような形です。
スポーツ活動以外では、
≪文化活動≫
音楽(新潟中央/音楽)
英語に関わる活動(国際情報/国際文化)
≪科学分野の活動≫
ものづくり・木工・ロボット・コンピューター・科学(新津工業/全学科)
科学(長岡/理数 柏崎/理数)
自然科学に関わる活動(国際情報/情報科学)
海洋・水産(海洋/全学科)
と、ごく一部の高校,生徒のみ。
つまり、ほとんどの中3受験生は、一般選抜で高校受験することになりました!
一般選抜では、調査書(内申点)と5教科の学力試験と学校独自検査の3つによって合否が決まります。
それでは学校独自検査は、合格不合格にどのくらい影響するのでしょうか??
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学校独自検査は、今までの主要5教科のテストの翌日に実施されます。
実施の有無も、内容も配点も各高校各学科によって異なります。
平成29年度は、全日制76校のうち74校で実施されることが決まりました。
(実施しないのは、新潟北高校・正徳館高校の2校のみ)
学校独自検査の内容は大きく分けると、
筆答検査(A,Bの2種類)
面接(集団,個人)
作文(PRシート,課題作文)
その他(実技,日本語聞取りなど)
この中から2つを課す高校もあります。
↓学校独自検査の内容と配点↓
各地域の上位高校(国公立大学進学を目指すレベルの高校)では筆答試験Aが多く、2番手校では筆答試験Bが行われる傾向です。
いずれの試験も、読む・聞く・書く・話すのコミュニケーション力と、ものごとを論理的に考える力が試されます。
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2日目の学校独自検査配点は、100点から200点の高校がほとんどです。
この100点,200点というのは、合格と不合格を分けるのに十分大きな点数ですよ!
例えば、調査書(内申点)と学力検査(入試本番テスト)の比重が、3:7の高校を考えてみましょう。
この高校では、調査書を300点に、学力検査を700点に直して受験生を評価します。
したがって、学校独自検査の配点が100点であれば、調査書の1/3、つまり中学校1年間分の成績に相当します。
200点であれば、学力検査1教科140点満点(700点の5等分)以上になります。
とにかく、学校独自検査が合格不合格を分けることが十分ありえます!
学校独自検査の配点のイメージはこちらの画像をみて下さい。
筆答検査や作文で求められる思考や記述の力は、すぐに身につくものではありません。
中3生のみなさん、早めに準備していきましょう!
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