新潟県上越市の家庭教師です。
入試やテストで、普段の力が出せない生徒さんがいます。
オリンピックなどスポーツの世界でも、優勝間違いなしと言われている選手が、普段の力を出し切れず敗退してしまうことがありますよね。
心・技・体とはよく言ったもので、スポーツの世界でも技術や体力だけでなく、最近はメンタル(心理)トレーニングを取り入れることが当たり前になってきているようです。
今回は、テストや入試で力を出し切るためのメンタルトレーニングについてのお話です♪
・カンペキに覚えたのにテストで出てこない
・普段しないような計算ミスが起きる
・あせりから、問題文を読み違える
家庭教師をしていても、こういった生徒さんは少なくありません。
このような生徒さんは、受験勉強や体調管理だけでなく、メンタルトレーニングも取り入れてみてはどうでしょうか?
メンタルトレーニングというと大げさなものばかりだと思われがちですが、誰でも出来る簡単なものもありますよ。
最も簡単にできるのは、イメージトレーニング(以下イメトレ)。
イメトレの効果は科学的に実証されています。
例えば、アメリカのとある大学で行われた実験をご紹介しましょう。
バスケットボール経験のない学生をA,B,Cの3つのグループに分けて、フリースローの成績を調べた。
その後Aのグループには、1日10分ずつ20日間フリースローの練習をさせる。
Bのグループには、何もさせない。
Cのグループには、実際の練習はさせず、20日間フリースローが成功するイメトレだけをさせる。
そして20日後もう一度フリースローの成績を調べると、
実際に練習をしたAは24%の進歩があり、Cは23%の進歩があった。
(Bは進歩なし)
Cは、ボールを投げてリングに入る「成功のイメージ」を頭に描き続けることだけですよ?!
イメトレだけでも、実際の練習と同じくらいの効果があります。
もちろん、練習+イメトレなら、より高い進歩が望めるでしょう。
緊張やプレッシャーで力を出し切れない生徒さんの多くは、負のイメトレをしています。
「うまくいかなかったらどうしよう」
「大勢の中で緊張してしまうかもしれない」
「失敗したらはずかしい」
という負のイメージを描き続けていくことが、自らの首をしめてしまうのです。
対処法は簡単です!
受験勉強とは別に、Cのグループのように成功のイメトレも取り入れましょう。
まず自分がリラックスできる場所へ行きます。
お風呂の中、布団の中、ソファー、どこでもかまいません。
楽な姿勢を取り、目を閉じて、いつもの力が出せている自分の姿をイメージしましょう。
「試験本番でリラックスしている自分」
「スラスラと普段通りの力を出せている自分」
「目標の点数を取った自分」
これを30秒から1分くらい毎日続けます。
本番の20日前から始めるのが最も良いそうです。
本番であがったり、緊張することがなくなり、いつも通りの力が出せます!
これが家庭教師オススメのメンタルトレーニングの一つです♪
しかし、むやみに「大丈夫!出来る!」と自己暗示をかけすぎることは、かえって不安やストレスになるそうです。
入試直前は誰もが不安になります。
仕方がありません。
受験やテストの不安を受け止めて、自分が頑張ってきたことを確認することでリラックスできます。
「新研究を3回やった」
「毎日4時間勉強した」
「過去問を5回やった」
「先生に言われたことを守った」
「みたいテレビを我慢して勉強した」
不安になったら、自分自身が特に頑張ったと言えることを思い出して、紙に書き出してみましょう。
きっと心が落ちつきます。
ぜひ、テストや入試、部活の試合やコンクールの前に取り入れてみて下さい!