テストが近づいてきても、全く勉強する様子がないお子さまを見ると不安になりませんか?
新潟市の家庭教師です。
頭ごなしに勉強しなさい!と叱っても、中学生には逆効果。
かと言って、やる気が出るまで放っておこうでは、結局ギリギリまで何もせず、成績は下がる一方。。。
「一体、どうしたら・・・」と悩んでいませんか?
今回は、家庭教師として行っている勉強に向かわせるための声かけについて一例を挙げてみます。
保護者のみなさまも参考になさってみて下さい!
まず、第一にお伝えしたいのは、「今はやる気がないから、やる気が出るまで放っておこう」という放任の考えの危険性について。
「このままじゃマズいと気づけば、勉強するだろう」
「元々やればできる子なんだから」
「やる気になるまで本人に任せておこう」
という考えは、間違いではありませんが、通用するお子さまとしないお子さまがいます。
勉強に対する動機づけを、小さい頃から段階的にされてきたお子さまなら、「したくはないけど、やらなければならないことだから逃げずにやらなきゃ」という自覚があります。
いずれは、やる気になるでしょう。
逆に言えば、上のような自覚のない中学生が、「勉強なんてめんどう、できるだけ逃げよ~」となるのは自然なことと言えます。
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年齢に応じた勉強の動機づけ?
→ 【やる気】年齢学年別の勉強に対する動機づけ
勉強から逃げよう逃げようとしている中学生には、保護者さまや家庭教師から何かアクションを起こさなくてはなりません。
かと言って、頭ごなしに「勉強しなさい!」は、むしろ逆効果。
お子さまが自ら勉強に向かうようになるためには、どのような声かけが効果的なのでしょうか?
ポイントは、自発的に勉強に向かわせるような誘導です。
一つの例として、受験やテストが決まった日に行われることを意識してもらうこと。
勉強から逃げようとしている中学生が、自ら勉強をがんばるための最も大きな動機は危機感です。
危機感を持ってもらうためには、締切を意識させるのが効果的。
ですから、「〇日からテストだよ」とか「テストまで2週間だよ」と、こちらから教えるのではなく、「テストっていつからだっけ?」と質問してみて下さい。
テストまで2週間以上あるときに、お子さまが「〇日からだよ」と即答できるようであれば、十分に自覚をもっていると思います。
「だいたい〇日くらいじゃない」とか「知らない」という返事が返ってきたら、「じゃあ調べてみよう」と返しましょう。
自ら予定表を見て日程を確認することで、「けっこうすぐにテストだなー」と自覚し、危機感が芽生えます。
他人が伝えるより、自分で知る方が効果的です。
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「勉強しなさい!」は逆効果?
→ 中学生になると家庭学習が減る原因は?
くり返しになりますが、自発的に勉強に向かわせるようにするための一つのポイントは、自ら危機感を持ってもらうことです。
ですから、「なんでテスト日程も知らないの!」とか「2週間前なのに何で勉強してないの!」とかお説教モードではダメ。
中学生の場合、反発したり、言い逃れしたり、縮こまったりしてしまい、危機感もやる気も生まれません。
ただ単に、テスト日程を知りたいだけというトーンで声をかけましょう。
他にも、自らやる気を出してもらうための声かけや工夫はたくさんあります。
また、親子ではなかなかうまくいかないというケースもあるでしょう。
そんなときは、私たち家庭教師にご相談下さい!
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