4月に行われた平成28年度全国学力・学習状況調査(全国学力テスト)の結果が公表されました。
この記事では新潟県と全国の結果を比べて、気になる点をご紹介したいと思います。
あまり意味のないデータではありますが、やはり「新潟県の学力成績が、全国の都道府県で何番目か」という順位は少し気になりますよね。
まずはここからご紹介いたします。
※熊本県全てと近県の一部の学校では、震災の影響で実施されませんでした
小学生
国語A 平均正答率76%(全国公立平均73%)
46都道府県中8位タイ
国語B 平均正答率60%(全国公立平均58%)
46都道府県中7位タイ
算数A 平均正答率80%(全国公立平均78%)
46都道府県中10位タイ
算数B 平均正答率48%(全国公立平均47%)
46都道府県中9位タイ
小学6年生の調査では、いずれのテストでも全国平均を上回っています。
算数に比べて、国語の方が若干強いと言えるかもしれませんね。
中学生
国語A 平均正答率77%(全国公立平均76%)
46都道府県中15位タイ
国語B 平均正答率67%(全国公立平均67%)
46都道府県中18位タイ
数学A 平均正答率62%(全国公立平均62%)
46都道府県中19位タイ
数学B 平均正答率44%(全国公立平均44%)
46都道府県中19位タイ
一方、中学校3年生になりますと、ほぼ全国平均と同じ成績となり、当然順位も中位に下がります。
小6の春から中3の春までの3年間で学力が下がっている、もしくは他の都道府県と比べて伸びないという結果は、今回だけでなくここ数年同様。
「小学生の頃はがんばっていたのに、中学生になると勉強しなくなる」乱暴に言えばこういうことです。。。
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上のように、小6から中3にかけて全国順位が落ちてしまう原因は、全国学力テストと同時に行われる「学習状況調査」の中にも見つけることができます。
学校の授業以外の学習時間(塾や家庭教師も含む)の質問を見てみましょう。
平日2時間以上勉強していると答えた中学生は、全国平均34.2%に対して、新潟県17.6%とほぼ半数です!
新潟県の中学生は、授業以外の勉強時間、つまり主に家庭学習時間が短いと言えます。
学力テストの成績に大きく影響しているのではないでしょうか?
どうして新潟県の中学生は家庭学習が少ないのでしょうか。
これだけの差がありますので、理由は色々とあるでしょう。
一つ考えられるのは、毎日の家庭学習をどのようにしていいのか、やり方が分からないという問題です。
「家で、学校の宿題をしていますか?」という質問に、している(またはどちらかといえばしている)と答えた中学生は、全国平均90.1%に対して、新潟県89.3%と大差ありません。
しかし、「家で、学校の授業の復習をしていますか?」という質問になると、全国平均51%、新潟県46.2%と少し差が出てきます。
さらに、「家で、学校の授業の予習をしていますか?」という質問になると、全国平均34.2%、新潟県22.7%と、差が広がります!
つまり、新潟県の中学生は、「出された宿題はするけど、授業の予習・復習はしない」という傾向にあります!
提出しなければならない宿題だけは仕方なくやるという生徒さんも少なくないとは思いますが、予習復習の大切さや、やり方が分からないという生徒さんもいるはずです。。。
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全国学力テストに限らず、学力を上げるためには毎日の家庭学習が不可欠です。
どんなに有名な学習塾でも、どんなに良い教材でも、学んだことを自分で反復練習しなければ学力には変わりません。
そのためには、本当に自分にあった勉強のやり方を早いうちに身につける必要があります。
・どうやって勉強していいのか分からない
・勉強している割に成績が上がらない
・塾に通っていても成果が出ない
このような中学生の勉強の悩みは、ずばり勉強のやり方の問題です!
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