新潟県の家庭教師・ホームティーチャーズです。
今、小学校6年生の生徒さんは、来年から中学生ですね。
まだ実感はないと思いますが、時期が近づいてくると、制服の採寸に行ったり、
学校で「中学校進学」について、話題になってくると思います。
さて、中学校進学前後、家庭教師を依頼される生徒さんや親御さんより、
「小学校のテストと、中間テストの違いがわからず、どうすればいいかわからない」
「小学校では上位だった成績が、突然落ち込み始めた」
「部活などで勉強をする時間が取れなくなり、成績に影響が出始めた」
など、小学校とは違う環境で、不安を感じたり、苦戦しているという相談を受けることがあります。
小学校6年生と中学校1年生の授業時間を比べてみましょう。
文部科学省の資料では、小学6年生は945単位、中学1年生は980単位となっています。
差し引き35単位の差です。それほど差がないように見えますよね?
小学校 | |||||||||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
各教科の 授業時数 |
道徳 | 特別 活動 |
総合的な 学習の 時間 |
総授業 時数 |
|||||||||
国語 | 社会 | 算数 | 理科 | 生活 | 音楽 | 図画 工作 |
家庭 | 体育 | |||||
第6 学年 |
175 | 100 | 150 | 95 | ‐ | 50 | 50 | 55 | 90 | 35 | 35 | 110 | 945 |
中学校 | ||||||||||||||
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必修教科の 授業時数 |
道徳 | 特別 活動 |
選択 教科等 |
総合的な 学習の 時間 |
総授業 時数 |
|||||||||
国語 | 社会 | 数学 | 理科 | 音楽 | 美術 | 保健 体育 |
技術 家庭 |
外国語 | ||||||
第1 学年 |
140 | 105 | 105 | 105 | 45 | 45 | 90 | 70 | 105 | 35 | 35 | 0~30 | 70~100 | 980 |
(上記表は、文部科学省「小・中学校の授業時数に関する基礎資料」ページより抜粋)
じつは、小学校は1単位45分、中学校は1単位50分という違いがあります。
つまり、単純計算で中学校の総授業時間数は、小学校より108時間多いということになります。
さらに、小学校でも初歩的な授業があるとはいえ、本格的に英語教育が始まります。
他の教科の質も変わり、難易度が上がります。テストに行事、部活も忙しくなり、息つく暇がなくなるかもしれません。
そのため、いつまでも小学校と同じ感覚のまますごしてしまうと、気づけば勉強の時間配分が足らず、小学校時代に慣れていた生活リズムや学習のペースが乱れ、「成績が下がる」という現象が起こりかねないのです。
前にも書いた通り、中学校入学後しばらくは、小学生の延長線上の気分が抜けないと思います。
しかし、ここで「中学生である」という自覚のスイッチをオンにできるかどうかが、今後の成績の明暗を分けると言っても過言ではありません。
授業で分からなかった内容は、その日のうちに先生に聞いて、自宅で復習する。
これを習慣づけ、毎日欠かさずできるようにするのが理想です。
でも、その理想を実行するのはとても大変。
それに、自分がしっかり行動しても、環境要因でうまくいかないこともあります。
例えば、こんなケースが想定されます。
・先生が出張に行ってしまい、分からないところが聞けなかった。
・部活の大会があり、勉強する時間がとれなかった。
・学校行事で遠方に宿泊し、いつものペースで学習ができなかった。
・風邪をひいてしまい、3日間寝込んだ。
このようなイレギュラーがきっかけで、日ごろの習慣ペースが崩れてしまい、そこから
うまく復帰できず、ズルズルと成績を落としていくという声も聞きます。
なので、ある程度自己学習の習慣をつけながら、上述したイレギュラーにも対応できる
学習の環境を作っておくことをお勧めします。
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普段の授業と、自己学習だけで上位の成績を収められるならいうことはありませんが、
先に述べた通り、イレギュラーに対応する学習環境があれば安心です。
つまり、家庭教師、塾、通信系学習などの、自分以外の力をつかった勉強法を、普段の自己学習にプラスするということです。
特に、講師がつく家庭教師と塾は、その講師の経験やノウハウも加味されますから、自己学習だけの勉強法に比べて、大きくプラスになると思います。
授業をまじめに受けていても、成績が伸び悩んでしまうというご相談もあります。
確かに授業をしっかり受けていれば、少なくとも成績が下がることはない、という考え方もあります。
しかし、小学校と中学校の授業は質が違い、その考えは通らなくなります。
何が違うのかといえば、
「中学校の授業では、予習復習をしてくれなくなる。」
ということです。
このフレーズだけだと、ちょっと誤解を生むかもしれませんね。
小学校と中学校の授業の質について少し解説しましょう。
小学校の授業では、生徒個人が意識せずとも、授業の時間内に、予習と復習の時間が設けられていました。
授業前に前回の授業の振り返りをする。授業が終わる前には今回学んだところをまとめるのがそれです。
さらに「宿題」を出して、学習の習慣づけと、反復学習による学習効率の強化までしてくれます。
小学校教育は、まさに至れり尽くせりだったわけです。
では、中学校はどうなのでしょうか?
優しい先生ならば、前回の振り返りやまとめをしてくれるかもしれません。
それでも小学校のように丁寧にはしません。
なぜなら、そこまで実施すると、圧倒的に単位数が不足するからです。
なので、授業は新しい知識を学習する時間が殆どとなります。
そして、ここではっきりと、いわゆる勉強の「できる子」と「できない子」の差が出始めます。
ポイントは小学校で先生がしてくれていた「予習・復習」の自己管理と習慣化です。
自分で、今日学んだ範囲や、次回学ぶ範囲を予習復習できるのであれば、確実に「できる子」の部類に入ります。
しかしながら、予習復習のやり方が分からないケースが多いのです。
当然と言えば当然なのですが、小学校では授業内で予習復習や宿題を出しますが、
予習復習をするための方法や、課題の作り方までは教えていません。
つまり、成績が下がっている場合、予習復習の仕方が分からず、立ち止まっている可能性が高いのです。
ホームティーチャーズは、家庭教師を提供する会社です。
「どの勉強法がいいの?」と聞かれれば、「家庭教師です」と言えればよいのですが、
家庭教師や塾、通信系学習も含め、どれが合うかはお子様によって様々なのが、正直なところです。
感覚や、料金などの条件重視で選んでしまうと、お子様に合わなかったときの負担や、時間的なロスが大きくなってしまいます。
また、「勉強のモチベーションが維持できるか?」ということも重要です。
家庭教師の先生に緊張しすぎて勉強がはかどらなければ意味がありません。
塾で友達とゲームの話で盛り上がり勉強が疎かになってもいけません。
タブレット教材で答えを暗記してしまい、流れ作業で回答をタッチというのも意味なしです。
前述したとおり、中学生に進学することで、今までの生活リズムが確実に崩れます。
うまく軌道修正できる子もいれば、できずにいる子もいますから、勉強法を取り入れる際は、お子様の状況や、性質に合う勉強法を選択してあげたいですね。
ではどうすればよいのでしょうか?
家庭教師や塾には、「無料体験」を実施する会社が多く、ホームティーチャーズもその一つです。
まずは無料体験で、お子様と一緒に合うか合わないかを肌で感じて、どの勉強法がベストなのかを判断する材料を集めましょう。
ご家族内で相談することも大事ですが、家庭教師や塾の担当者から、情報を仕入れることで、
判断できることもあります。まずは無料体験や資料請求にお申し込みください。
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