今回は、苦手意識がどのように生まれるか、どう防ぐべきか、取り除くための方法について書いていきます。
勉強が苦手と感じる中学生や保護者さまは参考になさってみて下さい。
勉強に対する苦手意識を持ってしまい、家庭学習の習慣がなくなった中学生に対して、
ただ漠然と、「勉強しなさい!」と口うるさく言ってもあまり効果がありません
なぜなら、苦手な勉強をがんばろう思えるだけの理由や目的が無いからです。
嫌々やらせたとしてもテストで結果が出なければ、ますます勉強に対する苦手意識が増えるでしょう。
「せっかくがんばったのに、点数が下がった・・・」
「やってもやらなくても変わらない・・・」
これではやる気が出ませんよね。
負のスパイラルです。
そもそも、苦手意識を作らないように未然に防いでいくことが一番の対策です。
苦手意識の無い小学生の頃は、何の気なしに毎日自学習していましたよね?
それでは、苦手意識を生み出す原因は何なのでしょうか?
苦手意識の原因となるのは、中学校に入学したときの大きな変化です。
・授業スピード、ペースの上昇
・学習量の増大
・英語学習のスタート
・部活等での生活時間の変化、体力面の負担
・テストの難化
・テスト範囲の増大
など。
小学校では授業もゆっくり、テストの範囲も狭く、
問題も基本的な確認ばかりなので90点以上取れることが当たり前です。
お子さまも6年間このように過ごしてきたので慣れてしまっています。
しかし、中学入学と同時に上のような大きな変化が起こり、戸惑います。
中学校の授業のスピード・学習量の多さに対応できず、
部活で体力を奪われているうちに少しずつ勉強がわからなくなっていきます。
また、小学校では一つの単元が終わればテストがありましたので、
もしわからないことがあればすぐテスト結果に表れました。
しかし、中学校のテストは3,4カ月に1回です。
習ってから3,4か月後、ようやくわからないことがあったことに気づくのです。
これが非常に怖い。
そして小学校では90点以上取れていたはずのテストが、
70点60点50点と下がっていくうちに、「苦手意識」が生まれます。
小学校の頃と同じように点数が取れない
→ スピードが速く、勉強量も多く、よりついていけなくなる
→ 勉強って大変だなあ、めんどくさいなあ・・・
→ がんばってもうまくいかないから、もうやりたくない・・・
→ 部活が忙しく家庭学習が減り、さらに点数が下がる
(以下、くり返し)
こういった悪循環によって苦手意識がさらに増え、家庭学習時間も減っていくのです。
事実として、中学入学から半年で6割の生徒さんが60点以下の点数を取ってしまいます。
残念ながら、上のような悪循環によって苦手意識をもってしまった中学生が、これを断ち切ることは簡単ではありません。
「小学生の頃は家で勉強していたのに、中学に入ったら全くしなくなった やればできるのに」という簡単な問題ではありません。
一度苦手になった勉強に自ら再チャレンジする理由を自ら見つけることは非常に難しいです。
やる気を出してもらうためには、まず動き出すことです。
やる気がないので放っておくという保護者の方もいらっしゃいますが、放っておいてもやる気は出ません。
自分に合った勉強のやり方を身につけて、小さい成功を積み重ねることが苦手意識をなくす第一歩です!
くり返しになりますが、保護者の方が口うるさく「勉強しなさい!」とガミガミ言っても、何の効果もありません。
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