新潟県三条市の家庭教師です。
入会前に保護者さまからのご相談で多いのは、
「うちの子は勉強やる気無い・・・」
「もうすぐ受験生なのに自覚がない・・・」
「テスト前なのに全く机に向かわない・・・」
というやる気のご心配です。
「やる気がないのに、家庭教師をつけて変わりますか?」
そんな風に考える保護者さまも多いようです。
しかし、ほとんどの中学生は勉強の重要性を感じています!
思春期ですから表には出しませんが、家庭教師として接しているとよく分かります。
保護者の方は、「そんな風には思えない!」とおっしゃいますね。
お子さまもそんなに能天気ではありません。
「勉強嫌だな〜でもやらなきゃな〜でも、難しいな〜でも。。。」
と心の中ではすごく葛藤しています。
がんばらなきゃという気持ちがあるのに、
・勉強のやり方が分からない
・ついつい先延ばしにしてしまう
・がんばっているつもりなのに結果が出ない
といった理由で、なかなか上手くいかない生徒さんがほとんどです。
葛藤している中学生に対して、頭ごなしに「勉強しなさい!」とガミガミ言っても逆効果です。
お子さまは反発してしまい、今以上に勉強ができない状態に陥ってしまいますよ。
かと言って、「今はやる気がないみたいだから、やる気が出るまで放っておこう」というのはNGですよ。
勉強のやり方が分からなかったり、学習習慣がないことが問題ですから、自然とやる気が湧いて出てくるようなことは絶対にありません。
断言できます。
それでは、生徒さんがやる気を出して、勉強をがんばるようになるためには、何が必要なのでしょうか?
やる気を引き出すには、まず手を動かしてもらうことです。
始めはハードルの低い、負担にもプレッシャーにもならない課題を毎日こなしましょう。
1日3分でも5分でもかまいません。
これまでもっともハードルが低かったのは、1分間教科書とワークを触っているというものでしたよ(笑)
触っているだけです。開きません。
このようにスモールステップで学習習慣を作り出すことで、やる気が少しずつ生まれます。
元々、「がんばらなきゃ」とは思っているわけですから、できる・がんばれるという自信がつけば後はスムーズです。
くり返しになりますが、お子さまは勉強が大切で、しなければならないということを頭の中では理解しています。
その気持ちを少しずつ高めて、じっくり見守ってあげることが重要。
学習習慣を作っている段階で成果を焦ったりしてはマイナス効果ですよ。
(ちなみに、1分間教科書を触っているという課題を与えた生徒さんは、3日目に自ら教科書を開いたそうです。大きな進歩ですよね!)
やる気と学習習慣が少しずつ芽生えたら、次は勉強のやり方ですよ。