・暗記中心の勉強は過去のもの
・ただし、覚えることが全く無意味ではない
・覚えることが、考えることや分かることを助ける
前回記事はこちら
→ 【暗記/記憶】暗記学習や覚える勉強が苦手という中学生さんへ
新潟の家庭教師です。
今回は、年齢や学年とともに変わっていく暗記や記憶の仕組みについてのお話しです。
中学生の暗記学習のコツを解説しますので、ぜひ参考にしてみて下さい。
3歳から7歳くらいのお子さまが、大人以上の記憶力を発揮することがありますよね?
ゲームやアニメのキャラクターや動物、乗り物の名前をスラスラ丸暗記できると、「ひょっとして天才児???」なんて思えたりします。
これは記憶の種類の問題で、中学生高校生の年齢になるにつれて丸暗記が難しくなります。
一方で、思い出など自分の経験が関わっている経験記憶(エピソード記憶)は、中高校生の年齢から発達します。
(低学年以下の出来事をあまり覚えていないのはこのためです)
くわしくはこちらの記事を参考に
→ > 【記憶/暗記】学年とともに、記憶や暗記の学習が変わる?
丸暗記の勉強法が通用するのは、長くても中3まで。
ほとんどの生徒さんは、中学生になったら経験記憶を意識した勉強方法に変えていかなければなりません。
とは言っても、自分で経験して得た記憶ではなく、教科書の要点を経験記憶として覚えるにはどうすれば良いでしょうか?
下のサイトではオススメの方法をいくつか挙げられています。
・勉強のやり方を奇抜なものにする
・勉強したことを人に説明してみる
・間違うことが経験になる
・物語文を活用してイメージをふくらませる
・イメージの中の記憶と連結させる
・ページをそのまま記憶する
引用元:エピソード(経験)記憶を活用しよう!|勉強方法と試験対策のコツ
共通しているのは、自分自身と覚えたい教科書以外の何かを利用してエピソードを作るという方法です。
勉強する環境だったり、他人だったり、失敗した記憶だったりを利用していますね。
エピソードを作り上げて経験記憶として覚えることで、丸暗記よりも忘れにくくなります。
もう一つ大事なのは、一度覚えたことを定着させるための復習です。
どんなに記憶力のある人でも、そのまま放っておけば忘れてしまいます。
頭の中に知識を入れる(インプット)だけでなく、覚えたことを頭の外に出してみる(アウトプット)ことが復習です。
暗記学習のコツとして、エピソード記憶とアウトプットの二つをご紹介しました。
二つのコツを兼ねているのは、
・勉強したことを人に説明してみる
(他人に説明するというアウトプット+こんな会話をしたというエピソード)
・間違うことが経験になる
(模擬テストをやってみるというアウトプット+間違えてくやしいというエピソード)
でしょうか。
暗記が苦手という中学生・高校生はぜひ試してみて下さい!